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猫を長生きさせる方法~寿命を伸ばすキャットフードの選び方

      2017/05/17

私の飼い猫は20歳まで生きました。

猫としては十分に生きたので、死んだときもペットロス症候群にはなりませんでした。そろそろだなと受け入れていましたから。

ただ、もう猫を飼わないかなとは漠然と思っていましたね。

そんな私の思いを裏切るように現れたのが今飼っているこいつです。

今日も元気に私の膝を温めています。

前の猫が死んで3年後ぐらいに我が家の敷地に迷い込んできました。哀れに鳴いていたので、ちょっと食べ物をやったのが飼うきっかけ。

いなくなっても探さないぐらいの気持ちだったのですが、そのまま居座ることもう7年。さすがに愛着がわいてきます。

どうせなら、前の猫と同じぐらい長生きさせてやろうと、猫の寿命を伸ばす方法について復習しました。

今回の記事では復習した内容をまとめます。あと飼い猫を20歳まで生きさせた私の飼育法についても少し触れてみたいと思います。

目次

猫の平均寿命はどのくらいか?

まずは猫の平均寿命について知っておきましょう。おおよその目標になるし、いざという時の心の準備も必要です。

一般財団法人日本ペットフード協会の発表によれば、飼い猫の平均寿命は15.4歳です。

平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査
http://www.petfood.or.jp/data/chart2016/2.pdf

この統計に野良猫やペットショップで死亡した猫は含まれていません。

猫の年齢を人間に換算すると

16歳まで生きれば平均クリアなわけですから、20歳まで生きた私の猫は長生きと言っていいでしょう。

とはいえ、どれぐらいすごいのかいまいち実感できないので、猫年齢20歳を人間に換算すると何歳なのか調べてみました。

今回は獣医師の齊藤昭男先生が考案した齊藤式年齢換算法を使用します。これは人間と動物の平均寿命を統計的に処理したもので、中学生向けの教材にもよく使われています。

猫の年齢と人間の年齢を比較するのはそもそも無理ですが、一つの目安にはなるでしょう。

猫の年齢 人間の年齢
1歳 20歳 成長期
2歳 27歳 成人期
3歳 33歳
4歳 39歳
5歳 45歳
6歳 50歳 中高年期
7歳 55歳
8歳 60歳
9歳 65歳
10歳 70歳
11歳 74歳 高齢期
12歳 78歳
13歳 82歳
14歳 86歳
15歳 90歳
16歳 93歳 老齢期
17歳 96歳
18歳 99歳
19歳 102歳
20歳 105歳

なんと私の猫は105歳まで生きた計算になりますね。長生きも長生き、大往生と言っていいのではないでしょうか。

私の猫は死ぬ直前まで動き回っていたし、ご飯も普通に食べていました。人間なら105歳のおばあちゃんが元気に歩いているようなものだと考えればすごいですね。

あなたも愛猫には20歳まで生きてもらいましょう、と言いたいところですが、こればかりは個体差や運もあるでしょうね。16年も生きたら良しとすべきなのかもしれません。

20歳は努力目標にとどめておきましょう。

猫の主な死因は何なのか?

目標も定まったところで、長生きするにはどうすればいいかというところに踏み込んでいきます。

寿命を伸ばす上で大事なのは、当たり前ですが、死ぬ原因を排除すること。つまりは病気の予防です。

とはいえ、猫の病気も数限りなくあります。この記事を書くにあたって猫の病気についての本を買ってみましたが、びっくりするぐらい病名がありますよ。

筋ジストロフィーやら白血病やら、もう人間と変わらないんじゃないかな。

これら全部に気を付けるというのは現実的じゃないので、猫の主な死因となる病気について調べてみました。

統計からわかる猫の死因ランキング

1位 ガン 38%
2位 腎不全 22%
3位 猫伝染性腹膜炎 10%
4位 心臓病 7%
5位 糖尿病 6%
5位 猫エイズ 6%
7位 猫白血病 5%
8位 甲状腺機能亢進症 3%
9位 肝臓病 2%
10位 ウイルス性呼吸器感染 1%

出典:日本アニマル倶楽部「犬・猫 死亡原因病気TOP10」

これは病気による死亡のランキングであり、交通事故は含まれていません。交通事故で死ぬ猫も結構な割合でしょうが、外飼いの場合は気をつけようがないので今回は省きます。

人間の死因ランキングも紹介しましょう。

1位 悪性新生物 28.7%
2位 心疾患 15.2%
3位 肺炎 9.4%
4位 脳血管疾患 8.7%
5位 老衰 6.6%
出典:厚生労働省 平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況

悪性新生物とは要するにガン。猫も人間もガンで死ぬことが多いというわけです。生物である以上、避けられないということでしょう。

猫の病気を予防するには

それでは一つ一つの病気の予防法を解説していきます。

とはいえ、病気の原因は色々。中には先天的な遺伝子異常や磁場みたいに個人レベルではどうしようもないものもあります。

紫外線の場合、猫に日焼け止めを塗ったり、日光を浴びさせる時間を管理するという方法も理屈の上では存在します。でも、現実的ではないですよね。

というわけで、この記事では現実的な予防法を中心に触れます。

ガンの予防法

ガンを予防するには農薬や添加物が使われている食べ物を与えないことです。あと、猫のそばでタバコを吸わないのも大事です。

腎不全の予防法

血液から老廃物をろ過し、尿を作る腎臓。その腎臓が機能不全に陥っているのが腎不全です。

予防するには、タンパク質と塩分を控え、腎臓に負担をかけないようにしなければなりません。

猫が喜ぶからといって、人間用のおかず・ちくわ・刺身・煮干しなどをホイホイあげてはいけないということです。

猫伝染性腹膜炎の予防法

他の猫との接触により感染したウイルスが突然変異し、血管や内臓に炎症を引き起こす。それが猫伝染性腹膜炎です。

多頭飼いによるストレスが突然変異の原因とされています。テリトリー意識が強い猫を同じ空間で飼うのは無理があるのかもしれませんね。

すでに多頭飼いをしている場合は、仲の悪い猫の生活空間を分けるといった工夫をした方がいいでしょう。なかなか難しいかもしれませんが。

もちろん、多頭飼いをしていなくてもストレスをかけるのは良くありません。

心臓病の予防法

猫の心臓病の98%は心筋症です。その名の通り、心臓の筋肉に異常が出て、血液循環がうまくいかなくなる病気のこと。

これに関しては原因がよくわかっていないので、明確な予防法はありません。

ただ、心筋症の中でも拡張型心筋症はタウリンを摂取することで、発症を抑えられます。大抵のキャットフードには入っているので、神経質になる必要はありませんが、一応チェックしておくといいでしょう。

あとは適正な体重を維持すること。肥満になると全身に血液を送り届けるのが大変になり、心臓に負担がかかってしまいますから。

糖尿病の予防法

糖尿病は主に加齢による基礎代謝の低下によって発症します。


出典:アニコム損保 猫統計
https://www.anicom-page.com/hakusho/journal/pdf/120827.pdf

このように6歳を過ぎたあたりから増えていきます。人間と同じく、若い時のペースで食べさせてはいけないというわけですね。

年齢に伴いキャットフードをカロリー控えめの高齢猫用に切り替え、おやつを控えるようにしましょう。

安物のキャットフードはかさ増しのために炭水化物を入れているものが多いので、そういうのは避けましょう。猫は肉食なので炭水化物の必要性はほとんどありません。

もちろん、運動不足は厳禁です。

猫エイズ・白血病の予防法

ウイルスを持っている猫との交尾や喧嘩などで感染します。

感染を防ごうと思ったら、他の猫との接触を避けるしかありません。

甲状腺機能亢進症の予防法

甲状腺ホルモンが過剰分泌された結果、落ち着きがなくなったり下痢したりする病気です。

原因が不明なため、予防法はありません。定期荷的に獣医に診てもらいましょう。

肝臓病の予防法

植木の肥料や殺鼠剤をこっそり食べる
食事やおやつが合わない
遺伝的に肝臓が弱い
他の猫からウィルスをもらってくる。

などなど、肝臓病は原因が色々考えられるので、獣医でも特定が困難です。

危なそうなものを避けるしかありません。

ウイルス性呼吸器感染の予防法

要するに風邪のこと。ただ、風邪といっても、免疫の弱い赤ちゃん猫や高齢猫にとっては致命的になりがちです。

予防法としては他の猫と接触させないことや、定期的な予防接種があります。

ウイルスには、人間のインフルエンザと同じく、様々な型があるので、予防接種したからと安全とは限りません。でも、やらないよりはましです。

病気を予防する方法まとめ

室内飼いする
定期的に獣医へ連れていく
運動させる
きちんとしたものを食べさせる

まとめるとこんな感じになりました。これらが同時に長生きさせる方法になります。

どれも当たり前といえば当たり前。健康に関して裏技なんてないということなのでしょう。

本当に人間と同じですね。

猫を長生きさせる具体的な方法

室内飼いする
定期的に獣医へ連れていく
運動させる
きちんとしたものを食べさせる

先述した通り、猫を長生きさせたければ以上のことを守る必要があります。

それでは、より具体的なところに踏み込んでいきましょう。

猫は室内飼いと外飼いのどちらが寿命が長いのか?

まずは室内飼いと外飼いについて。

「一生、狭い室内で暮らすなんてかわいそう」「外に出したら交通事故に会ったり、ウイルスをもらったりするからかわいそう」

と、こんな風に外飼い派と室内飼い派がたまに喧嘩したりしますよね。

「お互い折れる気がないんだから、不毛な議論なんてやめておけばいいのにな」と私なんかは思っているわけなんですが、少なくとも寿命という観点においては室内飼いに軍配が上がります。

再び、全国犬猫飼育実態調査のデータを引っ張り出しましょう。外に出る猫と出ない猫の寿命を調べたものです。

平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査
http://www.petfood.or.jp/data/chart2016/2.pdf

一番上の肌色の棒が2012年のデータで、一番下の濃い赤の棒が2016年のデータになります。

これを見る限り室内飼いの方が2~3歳ほど長生きするようですね。

外飼いが早死にするのは恐らくウイルスと交通事故が原因でしょう。上でも書いたように、以下の死因はウイルスがきっかけです。

  • 猫伝染性腹膜炎
  • 猫エイズ
  • 白血病
  • 一部の肝臓病
  • ウイルス性呼吸器感染

これらは外に出さなければ基本的にはかかりません。それに室内なら交通事故にもまず会わないでしょう。

なので、長生きさせたいなら室内飼いにしておくべき。と、言いたいところなんですが、私は外飼い派。

猫に首輪とリードをつけて犬のように散歩させようとしたことはあるのですが、猫はこちらの思うようには歩きません。香箱座りを崩さないし、通行人には笑われました。結局、あきらめて普通に外出させています。それでも20歳まで生きました。

ウイルスで死ぬ猫なんて少数派だし、交通事故で死ななければ、むしろ刺激を受けることで長生きできるのかもしれません。人間だって変化のない暮らしをしていたら、うつ病や認知症になってしまいますからね。

それに運動不足から糖尿病になるケースも避けられるでしょう。

なんだか、室内飼いがいいよとは断言できない感じになってしまったのですが、統計的には室内飼いの方が長生きするという事実は覚えておいてください。その上での判断はご自由に。

猫の健康診断について

猫に健康診断が必要な理由

「猫が苦痛を表に出すときはすでに病気が末期で手遅れになりやすい」

そう獣医さんが言っていたのを覚えています。

なぜ猫は衰弱を隠そうとするのか?

野生動物にとって自らの衰弱を明らかにすることは、他の動物の餌食になってしまうことにつながります。

そのため、可能な限り弱みを表に出さないようにするわけです。

野生においては生き延びるために有益な習性かもしれませんが、飼い主としては困りものですよね。

早期発見早期治療は快癒の基本。しかし、しゃべらない上に不調を隠そうとする猫の病気の初期症状を見抜くのは難しい。

だからこそ、定期的に動物病院へ行って、プロにチェックしてもらう必要があると言うわけです。

特に高齢猫ならなおさら。どこかに不調がある可能性が高いのですから、早めに発見して対応を考えなければなりません。

もしかしたらあなたには「毎日一緒にいるのだから、何か変化があればわかる」という気持ちがどこかにあるかもしれませんね。

私にもその気持ちはあります。でも、「万が一見逃してしまったら」という恐怖には勝てません。それで重大な病気になれば後悔は必至。だから、投資は惜しみません。

それに高齢猫になれば大なり小なり体に悪いところが出てくるもの。早めに発見すれば治しやすいのはもちろん、治せないにしても食事と薬で進行を遅らせたりできます。

健康診断は長寿の秘訣というだけでなく、猫の生活の質を維持してくれるというわけです。

猫の健康診断の料金・頻度・何歳から必要か

当たり前ですが、動物病院は自由診療。人間のように保険がきくわけではありません。

猫好きとしては「家族の一員なんだから、補助してよ」と思ったりしますが、猫を飼うのは生きていく上で必要不可欠というわけではないのですから仕方ありません。

猫嫌いの人もいるわけですから税金から出してもらうのは微妙でしょう。自分の財布から出すしかありません。

健康診断の料金は病院によってかなり違います。

基本的な検査である触診・血液検査・尿糞便検査の三つで5000円~10000円というのが一つの目安。さらにレントゲンやらMRIやらを加えたら20000円以上かかる場合もあります。

基本の検査を三つ受けて、検査の結果や普段の様子に気になるところがあったら詳しい検査をしてもらう、といった感じでいいのではないでしょうか?私はそうしています。

健康診断の頻度ですが8歳ぐらいまでは若いので年1回程度。それ以降は半年に1回ぐらいです。

半年に一回と聞くと頻繁すぎると思われるかもしれません。しかし、猫は人間の数倍のペースで年を取るので、そんなものでしょう。

結構な負担ですが、必要経費です。

以前、病気の飼い猫を獣医の前に持っていき、「お金がないけど治療してください。治療しなければあなたが殺すことになりますよ」と、ほざいた飼い主がいたという話を聞いたことがあります。

とんでもないですよね。税金で育てた獣医にストレスをかけるな。良心的な獣医が辞めたらどうする。そもそも生き物を飼うのはお金がかかるもの。お金がないのなら、そもそも飼うなという話です。

何も不調が見つからなかったら無駄金みたいですが、安心料だと思いましょう。徒労に終わるのが一番です。

運動させる

人間と同じように猫も運動は不可欠です。

私の場合は外飼いなのでそこまで気を使ってはいません。たまに、ひもで遊んであげるぐらいです。もっとも、付き合ってくれるのは10歳ぐらいまでで。10歳過ぎると「うっとうしいことすんな」と迷惑そうな目で見られるようになりました。

つまり、ほぼ猫の自主性に任せているというわけですね。犬を飼っていた時は毎日散歩に行っていましたが、猫は楽なもんです。

室内飼いの場合は工夫が必要になります。猫は上下の移動を好みますから、天井付近に休憩場所を作ったり、家具にはしごをかけてみるといいでしょう。キャットタワー・キャットウォークのような器具を購入するのもおすすめです。

キャットタワーなどを購入する場合は、ひもを空中に垂らしているタイプは避けてください。猫の足がからまって宙づりになってしまうケースがあるからです。

もちろん、相手してくれるうちはねこじゃらしみたいなおもちゃで遊ぶのもおすすめです。猫をおちょくるのはとても楽しい。気分転換にぴったりです。すぐに相手してくれなくなりますけどね。

あと大事なのが太らせないことです。一度太ると動くのがおっくうになり、運動しなくなるケースがあるようです。

デブ猫はかわいいんですが、寿命のことを考えたらよくないですね。

猫の食事について

猫に手作りご飯をあげるのはやめよう

猫と人間では求められる栄養バランスが大きく違います。人間のご飯を作るような感覚で猫のご飯を作り続けると、大きな病気になってしまうでしょう。

カルシウムとリンのバランスを考え、マグネシウムとナトリウムを抑え、ミネラルやビタミンを過不足なく入れる。

たまにならともかく、毎日のように栄養バランスを計算するのは大変ですよね。

そもそも、猫は肉食ですからご飯もタンパク質中心になります。肉や魚を毎日のようにやるなんて、お金が結構かかってしまうでしょう。

それに猫は植物の消化が苦手ですから、ビタミン補給目的で野菜をあげる場合はドロドロに煮込んであげなければなりません。手間がかかりすぎて、毎日やるのはほぼ無理ではないでしょうか。

週末にまとめてやるという手もありますが、新鮮じゃないなんて手作りの魅力半減です。

基本的には栄養バランスが整えられたキャットフードに頼り、たまにおやつをやる程度にしておくのが無難です。

猫に愛情をかけること自体は間違いなく素晴らしい。でも、その愛情は別のところで発揮しましょう。

猫に人間の食べ物を上げるのは基本的にNG

「腎臓をやられていない高齢猫はいない」

そんなことを獣医さんが言っていました。

それぐらい猫は腎臓を壊しやすい生き物です。だから、塩分はできるだけ控えなければいけません。人間向けに味付けされたおかずをあげるのは控えましょう。

また、マグネシウムも尿路結石を招くので気をつけなければなりません。栄養管理されたキャットフード以外は食べさせないのが原則です。

とはいえ、食事中にこちらをじっと見ているとついついあげたくなるんですよね。おいしそうにむしゃむしゃ食べていると、こちらまでうれしくなります。いけないとは思いつつ、私もおかずをあげたことがあります。

ただ、塩分については気をつけていました。

醤油をつける前の刺身なら心置きなくあげる。焼き魚や干物の場合はあげたとしても一口まで。

そんな風に鉄の掟を己に課していました。鳴こうが前足を出そうが、猫が根負けするまでテーブルの下におろす。しつこいようなら外に追い出す。お前のためだと心を鬼にして、猫の腎臓を守ってきたわけです。

いやもちろん、あげないにこしたことはありません。

食事の回数と量は猫に任せよう

1日1~2回餌を与えるやり方だと、猫は勢いよく食べてしまいがち。すると急激に血糖値が上がるので肥満につながりやすいものです。

それに勢いよく食べて吐いてしまうケースもあります。

山盛りにして食べる量は猫に選ばせるといいでしょう。猫は賢いので、必要以上に食べたりはしないものです。

年齢に応じたキャットフードを与えていれば、まず太りません。私が飼ってきた猫たちはすべてその形式で餌をやっており、全く太っていませんでした。最初、カロリー計算して食べる量を算出していたのがバカみたいです。

ただ、避妊や去勢の後で食べすぎるようになる猫がたまにいるようです。そういう場合は、一定時間ごとに決められた量の餌を出してくれる機械が売られているので購入するといいでしょう。

キャットフードはドライとウェットのどちらがいいのか?

キャットフードは基本的にドライにしておきましょう。

猫の祖先は捕まえた獲物を生のままかじって生活してきました。だから、ある程度固いもの噛む必要があります。

ウェット中心だと顎が弱ったり、歯石がたまったり、歯肉炎になってしまうかもしれません。

それにドライよりお金がかかるというのも厳しいですよね。ウェットにお金を使うぐらいなら、健康診断にお金を使いましょう。その方が猫の健康にはつながります。

とはいえ、たまにウェットをあげるのは問題ないでしょう。私もなんとなくウェットの方がおいしそうだし、毎日ドライばかりでは飽きるだろうと、たまにウェットを与えていました。

ドライとウェットを混ぜてお金の消費を抑えつつ、猫に美味しそうなものを食べさせるという手もあるにはあります。ただ、苦手な猫もいるので要注意。先代の私の猫は混ぜるの厳禁なタイプでした。

酢豚にパイナップルを入れるかどうかみたいなもので、許せる猫もいれば許せない猫もいるようですね。刺身が好きな子もいればチーズの好きな子もいるし、本当に個体差が激しい。

キャットフードの選び方

キャットフードは本当にピンキリ。法の縛りが緩いので、ほぼ各社の管理にゆだねられています。

それこそ、人間用の缶詰のラベルを猫用と書き換えて売ったとしても、法律上は問題ないぐらいです。(もちろん、人間用の缶詰を猫に食べさせたら塩分過多で腎臓をやられるでしょう)

猫を長生きさせたければ、飼い主が気をつけなければなりません。

では、どう選べばいいのでしょうか?

その疑問に答えるために、まずダメなキャットフードについて書いていきます。

市販の安いキャットフードは安全ではない

固定費であるキャットフードが安いに越したことはありません。ですが、安いものはやはり安全性に疑問が残ります。

安いキャットフードには以下のような問題があります。

・穀物が多く含まれている
・添加物が入っている
・栄養バランスに疑問が残る
・外国産の原材料に不安がある

キャットフードはグレインフリー(穀物不使用)にすべき理由

安いキャットフードはかさ増しのために小麦やトウモロコシといった穀物がよく使われています。ただ、猫は肉食なので炭水化物の必要性はほぼありません。

あえてメリットを挙げるとすれば、ビタミン・ミネラル・繊維質をちょっとだけ摂取できるとか、安く満腹感が得られるなど。しかし、糖尿病のリスクがメリットを大きく上回ります。

猫が糖尿病になると大変ですよ。まず使用するインスリンの量を決めるために入院させなければなりません。ちなみに5万円ぐらいかかります。

退院したら朝晩インスリン注射を猫に打つ生活が待っています。猫にとっても飼い主にとってもストレスですよね。インスリン・注射器・療法食で月1万円、高い病院だと3万円以上請求されるかもしれません。

猫が療法食を食べなかったり腎臓病を併発したりと、血糖コントロールがさらに難しくなる事態が発生することもあります。

糖尿病にはならないのが一番。穀物がメインのキャットフードは避けておいた方がいいでしょう。

キャットフードは無添加がおすすめ

これは言うまでもないでしょう。猫の死亡原因の一位がガンなわけですから、たとえ少量でも発がん性物質は摂取しないに越したことはありません。肝臓に負担をかけないためにも避けた方がいいでしょう。

ちなみに私が一番嫌いな添加物が着色料です。保存料はまだ存在意義があります。しかし、色をあまり見分けられない猫に着色料はほぼ意味を成しません。

では、なぜ使うのかというと、飼い主にアピールするためです。本当に無駄だと思いませんか?そんなしょうもないことで猫の健康を破壊しないでほしいですよね。

キャットフードの栄養バランスはいい加減

キャットフードの栄養については、各社の自主管理に任されています。

そのため、「優れた栄養バランス」「低マグネシウムなので尿路結石になりにくい」といった宣伝文句をうのみにはできません。言うだけはタダなわけですから。

裏の原材料欄を見て「優れた栄養バランスとか書いているくせに、穀物たっぷりかよ」と思ったことは一度や二度ではありません。

外国産の原材料を使っているキャットフードに注意

安いキャットフードは外国産の原材料を使用して価格を抑えているものと思われます。

まず心配なのが、成長ホルモンが大量に残留した肉が使われているのではないかということ。

北海道大学遺伝子病制御研究所客員研究員の半田康医師の発表した論文によると、アメリカ産牛肉の赤身には日本産の600倍もの成長ホルモン(エストロゲン)が含まれていたそうです。

成長ホルモンはガンにつながる疑念が根強い。EUなんかはアメリカ産牛肉の輸入を禁止しているぐらいです。

家畜を病気にさせないために投与される、抗生物質が肉に含まれているかもしれないという心配もあります。抗生物質は腸内細菌を殺し、免疫力を損ないます。

病気になった家畜の肉が使われている恐れもあります。病気肉を食べたからといって猫が病気になるとは確定していませんが、避けた方が無難でしょう。

外国産の肉の危険性を強調しましたが、国産だって安心はできません。日本の家畜にも成長ホルモンや抗生物質は投与されていますから。猫が食べるものだからと、安全に気を使っていないことも考えられます。

安いキャットフードで利益を上げようとすれば、原材料費を削るしかありません。まずまともな材料は使われていないでしょう。

少なくとも私は、企業の倫理観をそこまで信用していないので、自分の猫には与えたくないですね。

高級キャットフードを買おう

というわけで、安いキャットフードはお勧めできません。グレインフリー(穀物不使用)で無添加で栄養バランスに気を使っている高級キャットフードにしておきましょう。

高いのは抵抗があるかもしれません。私もそうでした。

でも、病気になった時にかかるお金と手間のことを考えれば、結局は安上がりだと思って買っています。何より病気で苦しんでいる猫なんて見たくありません。キャットフードにお金を払うのではなく、猫の健康にお金を払っているんだと自分を納得させています。

それで前の猫は20歳まで健康に生きたわけですから、結果的には正解でしたね。

まとめ

ここまで1万文字以上も書いてきたわけですが、猫を長生きさせる上で飼い主が手をかけることなんてほとんどありません。

室内飼いする
定期的に獣医へ連れていく
運動させる
きちんとしたものを食べさせる

この4つだけです。

私なんか外飼いでしたから以下の2つしかやっていません。

・定期的に健康診断を受けさせる
・高級キャットフードを食べさせる

健康診断は医師の仕事だし、飼い主としてはキャットフードに気を使った印象しかありません。

もしかしたら、あなたはちょっと失望したかもしれませんね。「20歳まで長生きさせたというから、どんな飼育法かと思いきや」みたいな。

でも、現実なんてそんなものです。健康維持に魔法なんてありません。当たり前のことを抑えるのが大事です。

というわけで、今すぐ健康診断の予約を取り、高級キャットフードを買いましょう。それが猫の健康のためです。

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